畳工事につて

(表替作業工程についての解説)

 

畳表の施工工程
(お施主様宅向け詳細)

現地調査 表替時 チェック項目
 畳の数  家具の数 
 畳のサイズ(h1800以下 w 900以下 t30以上) 特大家具・ピアノの数 
  畳表の説明・確認  階段数・導線の確認 
  ヘリの説明・確認  古畳処分の有無 
当日朝まで  小物・割れ物・倒れる物、大切な物の移動はお施主様にお願い致します
 花瓶・人形・資料・パソコン・仏壇の中など
 テレビは配線が伸びれば大丈夫です
 
当日  ・朝8:30頃にお伺いします
 ・家具移動・畳の隙厚みチェック後運び出し
 ・畳、荒床の説明・搬出

 ・場合によって風通し・掃除等をお願い致します
 
 ・夕方4:00頃搬入・敷き込み・調節・家具移動
 ・説明後に終了となります

虫・カビ・ハウスダスト対策について

 
  防カビ 防虫 設置場所 持続期間 天然由来 +α
竹炭シート 畳内部 抗菌調湿消臭
遠赤外線
ダニスメンシート 畳内部  
柿渋シート 畳内部 防水防腐
マイトスタットppシート × 畳内部
荒床
× ほぼ永久
マイトスタット 畳内部 ×  
マイトスタット下敷き 荒床 × 単品施工可
ダニスメン表面加工 畳表面  

表替作業工程(1)

(採寸・バラシ)

 
・縦横厚みの7箇所採寸
・現場でチェックした箇所に印を付けながら、丁寧にバラしていく

1) 採寸 2) 日付 3) バラシ 4) バラシ 5) 糸抜き 6) 剥がし
7) 付け足し 8) 面取り 9) ムラかい

表替作業工程(2)

(芯材の補修)

 
・現場調整印(隙間が空いている箇所)を付けた箇所に付け足し補修、凸凹にムラかいをして表面を平滑にする
・わら床では小月をとる(面取り)段差の原因となることがある
・ここでの作業が仕上がりに大きく影響する

表替作業工程(3・4)

 
・新しい畳表に目乗り(基準)を付け、表を被せマチ針で止める 
 ・いすじ(イ草が直線)、通り(縦糸が直線)を見て直線に直し、出会框(内側)を縫う

10) 目乗りを付ける 11) 目乗り 12) マチ針で止める 13) いすじ(若干よれている) 14) 通り(中央で曲がっている) 15) 框を縫う
16) まだシワがあります 17) シワが伸びました 18) えすじによっては反らせ手で吊る 19) 目乗りあわせ表を切る 20) 通りを見て止める 21) 下前の寸法入れ 22) 柱の印がある場合は刻みを入れる

表替作業工程(5・6)

 
・畳を反転させ、いすじを見ながら表を張る
・方付框(壁側)を縫う
・上前(内側横)寸法入れ、通りを見て止める
・反転させ下前(外側横)寸法入れ
・柱の印がある場合は刻みを入れる

表替作業工程(7・8)

 
・畳を両用機(ヘリを付ける機械)へ移動させ通りを見てヘリ・下紙を裏面でセットし縫う
・渡り(ヘリ幅に筋を付ける)を掛け、ヘリを折り返し、すみ止めする

23) 通りを見る 24) ヘリ下紙セット 25) 平刺し縫い 26) 渡り掛け 27) 下紙・ヘリ折り 28) 隅折り 29) 隅止め
30) 押さえ 31) 返し縫い 32) 返し縫い 33) 返し藁 34) 畳専用の防カビスプレー吹上 35) 完成

表替作業工程(9)

 
・返し専用機に乗せ返し縫いをする
・専用シートを使い厚みの調整をする
・わら床厚みの調整をする際は返し藁を使い両用機で行う

畳工事 オプション

 
(荒床補修工事)
・劣化した荒床の部分的な張替え、根太、大引き、束の補修や寄せの高さ調整等
(古畳処分)
(家具移動)
・1部屋に4名以上、特大家具、ピアノ等は別途料金を頂きます
(畳日よけフィルム)
・アパート等すぐに使用しない時に日焼け防止になります(使用時取り除きます)